ちぃ通信

イギリスでワーホリ生活、700日の記録。

センチメンタルジャー二ー

あっという間に6月も終わり気付けば7月が目の前に。夏突入です。

ロックダウン後、約3ヶ月ぶりにお店も再開し、外に出て人と交流する機会が増えて嬉しい限りです。

 

さて、5月中ばあたりからずっと考えていた、残り1年ちょっとの「イギリス生活での身の振り方」ですが、着々と決まってきています。

と、同時にガラッと環境が変わるので、現在の生活(お家、職場)が終わることに寂しさも感じていてちょっとおセンチな気分です…。

新しいことが始まるから楽しみで仕方ないのに、今あるものを手放すのも寂しい…。

ヒトって、つくづく欲張りだなと思ってしまいます。

 

昨日、現在の職場のオーナーとお話をして、正式な辞める時期が7月末に決まりました。

つまり後1ヶ月!!これは元々、8月を丸々ホリデイにしたい私の希望で、いろんな事情が重なり運営体制(主に従業員が減ったこと)が変わり不安定な状況にもかかわらず、オーナーが承諾をしてくれました。有難い限りです。

そして、9月からは住み込みオーペアとして働く予定です!

住み込みなので、もちろん今住んでいるお家を引っ越します。

 

仕事を辞める時期が明確になった事で、今の環境と近々お別れする事を改めて実感して、気分は卒業式間近の学生の様です。

職場はもちろん、大家さん達にも良くしてもらっているので、寂しくて仕方ありません。

 

大家さん夫妻がお散歩に出かけている最中に雨が降り出して「雨だね」と同居人にいうと「彼らは傘持って出掛けたから大丈夫だよ」って、私が言わんとしてる事を察知して答えてくれたり、ただ同じ部屋にたまたまみんなが集まっているだけでも、それに安心して心地よく感じたり、ロックダウンでみんなが毎日同じ家の中にいた事もあって、「家族」とまではいかなくても「仲良くしてる親戚」くらいの距離感を感じられるのが嬉しかったです。

 

イギリスに来てからの約10ヶ月で、離れるのが寂しく、きっと恋しくなるであろう、愛おしい人達、場所が出来始めていることに、自分は恵まれているなと、感謝の気持ちがあふれます。そして、それはつまり、「イギリスでただただ生活をしていただけではないんだよ」という証明にもなる様で嬉しいです。

 

近々やってくるお別れに寂しさを感じつつ、この状況が発生したからこそ、嬉しさも実感できるという、何だか堂々巡りなこの感情をセンチメンタルと呼ばずして、何と言おうと言ったところです。私はとんだセンチメンタル野郎です。

 

もちろん、これから始まるオーペアとしての生活も楽しみで仕方ありません。やってみたいこと、挑戦したい事もまだまだあります。

 

ウキウキな気持ちと、しんみりした気持ちとが同時発生で、何だかむず痒いです。

あぁ、センチメンタルジャーニー。

松本伊代の曲、サビ(なのか?)しか知らないから、今度しっかり聴いてみようと思います。