ちぃ通信

イギリスでワーホリ生活、700日の記録。

遂にその時が来た。イギリスもロックダウン

はじめに

ロンドン生活217日目。昨晩遂に、イギリスでも3週間のロックダウン(厳重封鎖)が発表されました。ロックダウンの期間中、何が許されて何が禁止されているのか、仕事はどうなるのかなどをお話しします。

 

 

全ては彼のスピーチから

この頃はずっとイギリスの国営放送局BBCのニュースをアプリでチェックする日々を送っていました。昨日も夕方にアプリを見ていると「英首相から20:30に声明がある」との見出しが。正直この見出しだけで、「あぁ、遂にロックダウンだな」とは思っていました。

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シャワーを済ませ、その時間が来るのを部屋で待っていると大家さんから「今から声明があるから一緒にテレビで見よう」と誘ってくれました(テレビの部屋は大家さん夫妻のプライベート空間なので、普段は私が入ることはありません)。

ドキドキしながら、英首相ボリス・ジョンソン氏の発表を聞きました。英語が不自由な私でも彼が言っていることは理解できたので、彼のスピーチ力(というか原稿を書いた人)素晴らしいなと思います。

何故ロックダウンするに至ったか

実は、つい先週はじめくらいまではボリス氏は「イギリスはロックダウンはしない」との考えを示していました。それが先週末から一気に色々と制限をかける方針に転向。

理由は1つ、「イギリスでのコロナ感染による死者数の上がり方がイタリアに酷似しているから」。

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今世界で一番のコロナ蔓延国となってしまったイタリア。イギリスはそのイタリアの後を追うように感染者数・死者数が急増しています。そうなると、イギリスの健康機関であるNHSが機能しなくなり、コロナだけでなく他の病気による患者にまで被害が出ると予想されています。つまり、このままいくと国の医療崩壊が免れないということです。

国民が医療サービスを受けられるように感染者の増加を食い止めたい。そのために今回、イギリス政府は3週間のロックダウンを決定しました。

Stay at HOME, Protect the NHS, Save LIVES

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今回のロックダウンに対するイギリスのスローガンです。

ロックダウン中に出来ること

 ロックダウンとは厳重封鎖のこと。つまり基本的に家からの外出が禁止されます。

必要な食料品・薬を買いに行く場合と、1日一回の運動を行う場合、そしてどうしても行かなければいけない仕事がある場合にのみ外出が許可されます。

3人以上が集まる集会なども禁止。見つかった場合は、罰金もあるとか。

強制ひきこもりウィークの始まりです。

3週間で本当に終わるのか?

一先ずは3週間のロックダウンを実施。また3週間後の様子を見て、解除を緩めるか続行するかが決まります。

3週間以上続くとなると、私はイギリスに留まるか悩めるところです…。その頃に日本がイギリスからの入国を拒否していたらまた別の話だけれど。

皆んなの仕事はどうなる?

国民が生活するのに、どうしても必要な仕事でなければ他の店は営業停止。ですので、映画館・ジム・図書館から服屋・カフェなどは全て営業停止となりました。

会社勤めのリモートワークができる人たちは、引き続き家で働くスタイルが続行されます。お子さんがいる家庭とかだと、子供の面倒を見つつ仕事もこなして…ってとても大変そう。

働けない人の給料は?

私が働く店も漏れなく営業停止中。約1ヶ月間働けなくなるわけです。

時給制で働いてナンボのお仕事なのにっ!!!「生きていけるのか?」と心配にもなりますが、そこは流石(?)イギリス。

コロナウィルスによって収入を得る機会を失った人たちの給与8割を国が保証すると発表しています。有難い…。オーナーが国へ手続きを申請して、私たちに届くという流れです。

正直国全体の話ですし、すぐに給付が来るとも思えませんが…。一先ず保証が出るなら安心です。

終わりに

昨日の夜、首相のスピーチを聞いている時に大家さんが一緒にいてくれたのは正直心強かったです。一人で聞くよりも内容を理解できるし、誰かが側にいてくれるというのはその存在があるだけで有難い。冷静さを保てます。

イギリス隔離生活1日目(自分的には2日目だけど)、まだまだ隔離生活は続きます。今は、食料の買い出しに次いつ行くか悩み中。

 

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