【コロナウィルス】差別が怖くてくしゃみもできない
はじめに
ロンドン生活201日目の今日は、多くの人が気になるコロナウィルスのお話。
実際のところアジア人への差別はどうなのか、ロンドンに住んでいる私の視点からお伝えします。
イギリスでのコロナウィルスの現状
感染者数と死亡者の有無
3月5日時点でのイギリス国内のコロナ感染者は116名です。
そして残念ながら、コロナによる死亡者も1名出てしまいました。
70代の高齢女性で、別の症状で入退院を繰り返していたそうです。
ご冥福をお祈り致します。
イギリス政府による対策は?
現在、イギリスは他の国も取っているように一部の国からの出入国規制をしています。
現状、日本からの入国は可能ですが、もし咳や熱などの症状がある人はイギリスのNHS(国民保険サービス)へ連絡をし14日間の隔離が必要になります。
既に中国、一部の韓国からの入国は規制されており、日本もその対象になる日は遠くないでしょう。
アジア人への差別はあるのか?
ある所ではある。これが答えです。
全ての人が、アジア人だからというだけでひどい事を言ってきたりあからさまに悪い態度を取るということはありません。中にはそういう考えの浅い人も居るというだけです。
現時点で私は何か差別的な行為をされた事はありません。
が、先日シンガポール人男性が中華街で暴行を受けたり、在英日本人の方でも暴言を吐かれた人がいる等、悲しい出来事は起きています。
なので、どうしてもアジア人であるこちら側も周囲への警戒を強めざる得ないのが実情です。
皆んなが疑心暗鬼の状態
ただ、この状況はアジア人のみに向けられているのかと聞かれれば「そうではない」と答えたいです。
既にイギリスでも100人を超える感染者が出ていますし、同じヨーロッパのイタリアでは1000人を超えています。つまり、もうコロナはアジア人だけの問題ではないのです。
地下鉄に乗っていて、誰かがクシャミや咳をしようものなら、周囲の人が訝しげにその人を見ます。お互いに「この人はコロナウィルスを持っている可能性があるのではないか」と疑心暗鬼になっているのを感じます。
ので、地下鉄に乗っている時はくしゃみをしたくなってもどうにか頑張って堪えるようにしています。辛い。
終わりに
日本でも学校が休校になったり、リモートワーク勤務が増えたりと大きな影響が出ているかと思います。終焉の見えないウィルスの広がりに気が滅入る事もあるでしょう。
そして、イギリスに家族や知り合いが住んでいて「差別などは大丈夫だろうか」と心配になっている人も居るだろうと思い、今日はこのトピックでブログを書きました。
現状、コロナに対しては通常の風邪のように、手洗い・うがいの徹底/人混みを避ける。差別に対しては、常に周囲の人の様子を観察して、こちらへの悪意が少しでも感じられたら(今のところありませんが)距離をすぐ取るという事を心がける位しか対策のしようがありません。
ロンドンは移民の多い国際都市なので他のヨーロッパ諸国に比べて差別を受けにくいという可能性はあるかも。
実は3月下旬にオランダのアムステルダムに行く予定があるので、内心ドキドキです。
またその時の事もブログに書きたいと思います。
アムステルダムには春のチューリップ祭りを観に行く予定。
お祭りの様子についてもブログに書きたいと思うので、「楽しみ!」と思ってくださる方はぜひランキングボタンをポチッとお願いします♡