【海外で過ごす誕生日】夜遅くに食べたケーキの味
しばらく続いていた肌寒い雨の毎日から少し回復して、晴間が見えた昨日は、私事ながら、26歳の誕生日でした。天気が悪いことが多いイギリスで、しかもどちらかと言えば雨女な私の誕生日が、まさか晴れてくれるとは思っていなかったので、とても気分よく過ごすことができました。
夜はホストファミリーがお祝いをしてくれるとの事でしたので、それまでの時間を翌日(つまり今日)の初出勤に備える準備に充てました。
朝食をとってから、フラワーマーケットで手に入れた花の残りでブーケの練習。無音でやるのも寂しいので、NETFLIXでドラマを流しながら作成しました。
上手にできたかな?どうでしょう。
職場に提出する必要書類を揃え、履いていく靴を掃除した後は、前日の夜に作ったカレーをレンジでチンしてランチ。野菜が色々あったので、働き始めた後のことを考えて、常備菜として金平と白菜のナムルを作りました。
日本ではずっと実家暮らしで、家事を全て母に任せっきりにしてしまっていたので、野菜を切るでも手こずります…😓 イギリスにいる間に料理を出来るようにして、日本に帰った後は母に手料理を振る舞いたいと思います。
お母さん、いつもありがとう。娘は日本を飛び出してようやく、母の偉大さを理解できました。
料理をし終わった時点で午後の3時頃。約束の時間までまだ余裕があったので、普段は行かない一つ離れた図書館に、足を運びました。
決して広いわけではないのですが(それでも近所の図書館よりは大きい)、近くに大学があり留学生もいるからなのか、英語学習者向けの参考書や多読本が置いてあり、すっかり気に入ってしまいました。これからはこちらに通おうと思います*
多読の本、全制覇してやるぞ!
図書館を楽しんだ後、ホストファミリーが予約をしてくれたイタリアンレストランへ。地元では人気のお店らしく、なかなかに賑わっていました。パスタを注文しましたが、美味しかったです☺️
ファミリーとの会話を楽しみつつ、料理も食べ終わった頃、ホストマザーが「デザートはどうか」とゴリ推し。正直お腹もいっぱいだったのですが(パスタも食べきれずお持ち帰りにしてもらったほど)、メニューだけでもチェックしようと言われ、合意をしました。みんなが頼むなら頼もうかなくらいの、いかにも日本人らしい考え。
ですが、いざメニューを見てみると美味しそうなデザートの写真に一気に食べる気に。何が食べたいかマザーに聞かれたので、プリンをチョイス。みんなは何にするのかな?と思っていたら、まさかの全員「お腹いっぱいだから要らない」と。笑
1人で食べるのは申し訳ないから、私も要らない!と伝えたのですが、誕生日なんだから食べなさい!とまた強く推されて注文をとってもらいました。
しかしその後デザートが中々来ず、申し訳ないなぁと思っていたところ、店内の灯りが消え、一本のろうそくが灯ったプリンが!! 何故か、バースデーソングの代わりに、けたたましいシンバルの音と共にサーブされました。笑
サプライズをしてもらえるとはこれっぽっちも予想していなかったので、本当に驚きましたし、嬉しかったです。サプライズが成功した後のファミリーのしてやったりな笑顔も愛おしくて堪りませんでした。
プリンを美味しくいただき、ほっこりした気持ちのままお家へ帰宅。すると今度は大家さんからもケーキを用意してもらい、お祝いしてもらいました*
もうここまできたらお腹の容量も時間も気にせず、いただきます!
夜10時ごろのスイーツには丁度良く、甘さ控えめでとっても美味しかったです♫
異国から来た私を受け入れてくれて、自分が生まれた日をお祝いして貰えたことは、とても幸運なことだと感じています。
ろうそくの火を消す時に、「お願い事をして!」と言われましたが、自然と自分の周りの人の幸せと健康を祈っていました。多分、今までの自分だったら、自分が〇〇できますように、とかそんな事を願っていたと思います。
一番安心できる家族の元を離れて暮らしている今、周囲の人の優しさにいつも有難いと、感謝するばかりです。自分がどれだけ周りの人に支えられて生きてきたのか、当たり前のことのようだけれど、意外と忘れがちなことに気づかせてくれた、そんな誕生日でした。
お祝いをしてくださった皆さん、有難うございました!
皆さんが幸せに、健康でいられますように*